車リースバックのトラブル事例5選
契約前に知っておくべき注意点

2026年3月27日 | トラブル・注意点

車リースバックは、車を売却して現金を手に入れつつ、そのまま乗り続けられる便利なサービスです。しかし、契約内容をしっかり理解せずに利用すると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。この記事では、車リースバックで実際に起きやすいトラブル事例を5つ紹介し、トラブルを防ぐためのチェックリスト、信頼できる業者の見分け方、そしてトラブルが起きたときの対処法まで詳しく解説します。

車リースバックのデメリットについては「マイカーリースバックのデメリット7選」でも詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

車リースバックでトラブルは多い?

車リースバックは近年注目を集めているサービスですが、まだ歴史が浅いため、業者間でサービス品質にばらつきがあるのが現状です。大手から中小まで様々な業者が参入しており、中には契約条件の説明が不十分な業者や、後から条件を変更する悪質な業者も存在します。

国民生活センターへの相談件数を見ると、リースバック全般(不動産含む)に関する相談は増加傾向にあります。車リースバックに限定した統計データは公開されていませんが、SNSや口コミサイトにはトラブル体験談が一定数投稿されています。

ただし、トラブルの多くは「契約前の確認不足」が原因です。言い換えれば、契約内容をしっかり理解し、信頼できる業者を選べば、トラブルの大半は回避できます。これから紹介するトラブル事例を事前に知っておくことで、安心して車リースバックを利用できるようになるでしょう。

よくあるトラブル事例5選

車リースバックで実際に報告されているトラブル事例を5つ紹介します。

事例①:査定額と実際の買取額が違った

「電話で査定額150万円と言われたので契約を進めたが、実車を確認した後に『傷がある』『走行距離が多い』と理由をつけられて120万円に減額された。すでに手続きを進めていたので断りにくかった」

電話やオンラインでの概算査定はあくまで「目安」です。実車確認後に査定額が下がるケースは珍しくありません。しかし、大幅な減額を後出しで提示するのは誠実とは言えません。

対策:概算査定と実車査定の差額がどの程度ありうるかを事前に確認し、「概算査定額と実車査定額の差が〇万円以上なら契約しない」と決めておきましょう。また、複数社に査定を依頼することで、不当な減額を見抜きやすくなります。

事例②:リース料が途中で値上げされた

「最初の1年は月2万5千円だったリース料が、2年目から月3万5千円に値上げされた。契約書をよく読んだら『リース料は改定される場合がある』と小さく書いてあった」

リース料の改定条項は、契約書の中に目立たない形で記載されていることがあります。契約時には安く見せておいて、後から値上げするという手法は、利用者にとって大きな負担になります。

対策:契約前に「リース料は契約期間中に変更されることがあるか」を必ず確認してください。リース料が固定であることが契約書に明記されている業者を選びましょう。

事例③:走行距離超過で違約金を請求された

「月間走行距離の上限が1,000kmだと説明を受けていたが、営業の仕事で毎月1,500kmほど走っていた。契約終了時に超過分として約27万円の違約金を請求された」

走行距離制限はリースバック契約で最もトラブルになりやすい項目の一つです。超過料金は1kmあたり5〜15円程度が一般的ですが、長期間の超過が積み重なると高額になります。

対策:普段の月間走行距離を把握した上で、余裕を持った走行距離制限の契約を選びましょう。走行距離が多い方は、制限の緩い業者や走行距離無制限プランのある業者を探すことをおすすめします。

事例④:車の修理費を請求された

「リース期間中に車のバンパーに小さな傷がついた。返却時に『原状回復費用』として15万円を請求された。自分の車だった頃は気にしなかった程度の傷なのに…」

リースバックでは、車の所有権はリースバック会社に移転しています。そのため、リース期間中の損傷や状態の悪化について、返却時に原状回復費用を請求される場合があります。

対策:契約前に「返却時の原状回復義務」の範囲を確認してください。どの程度の傷・汚れが許容範囲で、どこからが費用請求の対象になるのかを明確にしておくことが重要です。契約時に車の現状を写真で記録しておくことも効果的です。

事例⑤:解約しようとしたら高額な違約金

「転勤で車が不要になったので中途解約を申し出たところ、残りのリース期間分の全額(約90万円)を違約金として支払うよう求められた。これでは解約する意味がない」

中途解約時の違約金は、業者によって「残リース料の全額」「残リース料の50%」「違約金なし」と大きく異なります。契約期間が長い場合、違約金が高額になるリスクがあります。

対策:契約前に中途解約の条件を必ず確認しましょう。転勤や生活変化の可能性がある方は、違約金が低い業者や、中途解約に柔軟に対応してくれる業者を選ぶことが重要です。おすすめの業者選びについては「車リースバックのおすすめ業者を比較」をご覧ください。

トラブルを防ぐためのチェックリスト

車リースバックの契約前に、以下の5つのポイントを必ず確認しましょう。このチェックリストを使えば、主要なトラブルの大半を回避できます。

✅ 1. 買取額の確定条件

✅ 2. リース料の固定・変動条件

✅ 3. 走行距離制限と超過料金

✅ 4. 原状回復義務の範囲

✅ 5. 中途解約の条件と違約金

信頼できる業者の見分け方

トラブルを防ぐ最も効果的な方法は、信頼できる業者を選ぶことです。以下の特徴に当てはまる業者は信頼性が高いと判断できます。

契約条件を丁寧に説明してくれる

良い業者は、メリットだけでなくデメリットやリスクも正直に説明してくれます。「走行距離制限があること」「中途解約時の違約金があること」など、不利になりうる条件も隠さず伝える業者は信頼できます。逆に、良い面ばかり強調してデメリットに触れない業者は要注意です。

見積書・契約書が明瞭

査定額、リース料、手数料、走行距離制限、違約金などの重要な条件がすべて書面で明示されている業者を選びましょう。口頭の説明だけで書面がない場合や、契約書の文字が極端に小さい場合は注意が必要です。

口コミ・評判が確認できる

公式サイトだけでなく、SNSや口コミサイトでの評判も確認しましょう。完全にネガティブな口コミがゼロという業者はむしろ不自然です。ネガティブな声に対して誠実に対応している業者は信頼できます。審査の通りやすさについては「車リースバックの審査基準」で解説しています。

強引な営業をしない

「今日中に契約しないと査定額が下がる」「他社より絶対お得」など、急かしたり過度な比較をしたりする営業は危険信号です。信頼できる業者は、お客様が納得するまで時間をかけて検討することを尊重してくれます。

古物商許可等の必要な資格を持っている

車リースバック業者は車の売買を伴うため、古物商許可が必要です。許可番号を公式サイトや営業所に表示しているか確認しましょう。必要な資格を持たずに営業している業者は違法であり、トラブルのリスクが極めて高くなります。

トラブルが起きたときの対処法

万が一、車リースバックでトラブルが発生した場合の対処法を知っておきましょう。

① まず業者に直接交渉する

トラブルが発生したら、まずは業者に直接連絡して交渉しましょう。契約書の内容と実際の対応が異なる場合は、契約書を根拠に改善を求めます。やり取りはメールやLINEなど、記録が残る形で行うことが重要です。電話の場合は内容をメモに残しておきましょう。

② 消費者ホットライン(188)に相談する

業者との交渉で解決しない場合は、消費者ホットライン(局番なし188)に電話しましょう。最寄りの消費生活センターにつながり、専門の相談員がトラブル解決をサポートしてくれます。相談は無料です。

③ 国民生活センターに相談する

消費生活センターで解決が難しい場合は、国民生活センターに相談することもできます。ADR(裁判外紛争解決手続き)を通じて、業者との間に入って解決を図ってくれる場合があります。

④ 弁護士に相談する

高額な違約金の請求や、明らかに契約内容と異なる対応をされた場合は、弁護士への相談を検討しましょう。法テラス(日本司法支援センター)では、経済的に余裕がない方向けに無料の法律相談を提供しています。

⑤ 証拠を保全する

どの対処法を取る場合でも、証拠の保全が重要です。契約書、見積書、メールやLINEのやり取り、電話の内容メモ、車の状態を撮影した写真など、関連する資料はすべて保管しておきましょう。

まとめ

車リースバックのトラブルは、契約前の確認不足が最大の原因です。今回紹介した5つのトラブル事例は、いずれも契約前にしっかり確認していれば回避できたものです。

トラブルを防ぐためのポイントは、①契約書の重要条件(買取額・リース料・走行距離制限・違約金)を必ず確認する、②信頼できる業者を選ぶ、③複数社を比較する、の3つです。

カーマネーでは、契約条件を事前にわかりやすくご説明し、お客様に安心してご利用いただける環境を整えています。疑問点があれば、LINEやお電話でいつでもご相談いただけます。まずは無料査定からお気軽にお問い合わせください。

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よくある質問

車リースバックでトラブルが多い業者の特徴は?
トラブルが多い業者の特徴として、①デメリットやリスクの説明が不十分、②契約書の内容が曖昧、③口コミや評判が確認できない、④強引な営業で即日契約を迫る、⑤古物商許可番号を表示していない、などが挙げられます。これらの特徴に当てはまる業者は避けることをおすすめします。
契約後にトラブルに気づいた場合、クーリングオフはできますか?
車リースバックは原則としてクーリングオフの対象外です。訪問販売や電話勧誘で契約した場合はクーリングオフが適用される可能性がありますが、自ら申し込んだ場合は対象になりません。そのため、契約前にしっかり内容を確認することが非常に重要です。
リース料が途中で値上げされることはありますか?
契約書に「リース料の改定条項」が含まれている場合、途中で値上げされる可能性があります。契約前に必ず「リース料は契約期間中固定かどうか」を確認し、固定であることが明記された契約を選びましょう。
走行距離制限を超えた場合のペナルティはどのくらい?
超過料金は業者や契約内容によって異なりますが、一般的には1kmあたり5〜15円程度です。例えば、月1,000km制限で毎月500km超過した場合、2年間で12万〜36万円の追加費用が発生する計算になります。契約前に超過料金を確認し、自分の走行距離に合ったプランを選びましょう。
トラブルを消費者センターに相談する場合、費用はかかりますか?
消費生活センター(消費者ホットライン188)への相談は無料です。専門の相談員が対応してくれるため、まずは気軽に相談することをおすすめします。弁護士への相談が必要な場合も、法テラスを通じて無料相談が可能な場合があります。

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